失われた歯ぐきや骨の
機能回復をめざす治療
歯周病などのトラブルは、歯だけでなく歯ぐきや骨にまで大きな影響を与えます。歯ぐきが下がったり骨が痩せたりすることにより、歯を支えられなくなってしまうかもしれません。見た目の問題も出てきます。
当院の再生・歯周外科治療では、歯ぐきや骨の機能の回復をめざし、お口の健康を守ります。
※一部自由診療です。
※外科手術が必要となります。
※術後に腫れや痛みが出ることがあります。
歯周組織再生療法
リグロス
歯を支える歯周組織はそのまま何もしなければ再生することはありません。この歯周組織の再生に効果が期待できる薬剤として開発されたのが「リグロス」です。リグロスは歯周病の進行によって破壊された歯周組織を再生する効果があります。2001年から使用が開始され、すでに20年以上の実績があり、高い信頼性があります。
歯周基本治療が終了しており、かつ骨形態が適応範囲の場合に用います。
禁忌として、口腔がんの既往のある方はお受けできません。
※治療費:
・保険適用(歯周基本治療を終えられた方)
・保険適用外施術の場合 77,000円/4歯まで(税込み)
MWF モディファイド
ウィドマンフラップ
歯周病が進行し、歯周基本治療では除去できなかった歯周ポケット内の歯石や感染した組織などを直接取り除く治療です。通常のフラップ手術では切開する範囲が骨の頂上付近までのところを、MWFでは歯槽骨から2~3mmの範囲まで広げます。しっかりと目で見える状態で歯石や感染組織を除去できるので、歯周病の改善と歯肉の後退を防ぐ効果も期待できます。※治療費:
・保険適用(歯周基本治療を終えられた方)
・保険適用外施術の場合 55,000円/4歯まで(税込み)
リッジプリザベーション
歯槽堤保存術
歯が抜けるとすぐに骨の吸収が始まり、どんどん痩せていってしまいます。そうならないように、抜歯後の穴に骨補填材を入れて骨の厚みや形状を保つ治療をリッジプリザベーションといいます。当院では「テルプラグ」というアテロコラーゲンを主性分とした薬剤を使用しています。 ※治療費:テルプラグ 13,000円/一部位(税込み)
GBR 骨再生誘導法
主にインプラント時の骨量の不足に対し、人工骨を用いて骨量を補います。
当院では人工骨として炭酸アパタイトを主成分とするサイトランスグラニュール、リン酸オクタカルシウムを主成分とするボナーク、また吸収性の人口皮膜としてサイトランスエラシールド、非吸収性膜としてCYTOPLAST等を用いています。※治療費:保険適用外 88,000円/歯(税込み)
APF 歯肉弁根尖側移動術
深い歯周ポケットを浅くして歯周病菌が潜むスペースを狭めるとともに、歯周組織の増加を促進する治療です。「歯肉弁根尖側移動術」ともいいます。歯ぐきを切開して歯面に付着している歯石などを除去し、縫合する際に切開した歯ぐきの先端を歯の根の方に移動させます。こうすることで歯ぐきは歯の上部(歯冠部)に向かって治癒するため、歯周ポケットは浅いまま歯ぐきが増えていくことになります。
※治療費:
・保険適用(歯周基本治療を終えられた方)
・保険適用外施術の場合 55,000円/歯(税込み)
FGG 遊離歯肉移植術
歯周病によって歯ぐきが減って歯の根が目立つ状態になってしまった際に、別のところから組織を移植する治療です。「Free Gingival Graft」の頭文字で「FGG」、もしくは「遊離歯肉移植術」ともいいます。歯ぐきは上皮・結合組織・骨膜の3つの層でできていて、上顎などから上皮と結合組織の部分を切り取って移植することで歯ぐきの厚みを増やします。※治療費:
・保険適用(歯周基本治療を終えられた方)
・保険適用施術の場合 77,000円/4歯まで(税込み)
CTG 結合組織移植術
FGGと同じように、歯ぐきが不足している部分に別のところから組織を移植する治療です。「Connective Tissue Graft」の頭文字で「CTG」、もしくは「結合組織移植術」ともいいます。FGGでは上皮と結合組織を移植しますが、CTGでは結合組織のみを移植します。不足している歯ぐきの部分の上皮を切開し、切り取った結合組織を内部に入れてから上皮を被せて縫合します。審美的にはCTGの方が治療後の状態がきれいとされているので、前歯などの治療に向いています。※治療費:保険適用外のみ 77,000円/歯(税込み)